遠方のお店で買った車の輸送は、陸送業者に依頼できます。
つまり、自分で取りに行ったり売主に運転してきてもらう必要はありません。
ところで、遠方から車を買う場合、どのような手続きが必要になるのか、見ていきましょう。
最近の中古車販売店は、大手でも中小でも、遠方からオンラインで注文が入ることを想定しています。
たとえば、展示場まで足を運ぶのが難しいお客様用には、ZOOMやLINEなどのビデオ通話機能を利用します。
お客様側も、自宅にいながらにして気になる車を見ることができるので、とても便利ですね。
車の売買は、それなりにまとまった金額が動くので、メールや電話のやりとりだけでは少し心配という人も、ビデオ通話なら、お店のスタッフに気になることはすぐに質問できたりするので、取引するうえでもより安心でしょう。
オンラインでの商談に対応していないお店なら、気に入った車があれば詳しく質問したり、より詳細な画像をメールなどで送ってもらうとよいでしょう。
そのときのやり取りの中で、快く対応してくれるかどうかも、購入判断のポイント。
同程度の中古車の見積もりを複数とっている場合は、価格をよく比較し、あまりに安い車については理由も聞いてみましょう。
安さの理由が、画像ではわからない細かなキズがたくさんついている、ということもあります。
買った後がっかりしないためにも、臆せず何でも聞いておくのがおすすめです。
条件に合う車を見つけたら、その後のやり取りや手続きは、地元で買う時と同じ流れです。
見積もりの依頼、契約書の送付依頼、車庫証明申請などが挙げられます。
が、すべてのやり取りはメールや郵送、電話で済ませることになるので、地元で買うより少し日数がかかるのはやむをえません。
県外の販売店から車を買う場合、車庫証明の取得をその店に依頼すると、費用が若干高くなります。
地元では13,000円くらいが相場ですが、県外だと17,000~25,000円が相場。
これは、販売店側が、購入者が住んでいる都道府県の行政書士などに車庫証明の取得を依頼するためで、ようは手数料分が上乗せされるということですね。
車庫証明は自分でも取得できます。
必要な書類をそろえて地元の警察署に申請するだけで、2,500円くらいで済んでしまいます。
車庫証明の申請に必要な書類は、地元の警察署での入手、あるいはネットからダウンロードができます。
なお、軽自動車の購入の場合は、車庫証明は不要です。
オンラインでの商談は、車の状態についての確認が難しいときもあるので、注意したほうがいいポイントをまとめてみました。
中古車の購入なら、車体のキズに注意しましょう。
細かなキズは、ビデオ通話や写真データの画像に映ってこないこともあります。
購入してからでは遅いこともあるので、鮮明な画像で送ってもらうなど、相談してみましょう。
未使用車の場合は、新車に近いコンディションなので、キズについては安心でしょう。
車に限らず、オンラインでの購入に多いのが、実際に届いてみたら、今まで画像で見てきた色とイメージが少し違った、というケースでしょう。
同じ「白」でも、真っ白からクリーム系に近い色など様々。
可能であれば同型車の実物を、家から近い店舗やディーラーで確認しておくと安心です。
遠方からの購入の場合、保証期間や、保証内容についてどうサービスを受けられるのかも確認しておきたいところ。
たとえば、走行距離が多かったり、コンディションが悪い中古車の場合は、その分故障のリスクが高まります。
保証や提携している整備工場が近くにあるかなど、予め聞いておくと安心です。
遠方の店で車を買う場合、車両の輸送方法は2つ。
ひとつは、やはり自分で買った車を取りに行き、運転しながら運ぶ方法。
そうしてもうひとつが、陸送業者に依頼して運ぶ方法です。
陸送費用は、輸送距離が長いほど高くなるので、距離によってはひとつめの、自分で取りに行くほうが安く済むこともあるでしょう。
e-陸送なら、一括で最大20社分の見積もりを取ることができます。
気になる陸送業者があれば、まとめて見積をとってみて、しっかり比較するのがおすすめ。
輸送距離が短い場合は、自分で取りに行く場合の交通費や移動に取られる時間などと比較し、依頼するかどうかを決めるとよいでしょう。
インターネットの発達により、今や好きな車を日本全国規模で探せる時代。
販売店側も、オンラインでの商談に対応しているところが多く、ZOOMやLINEを使ったビデオ通話などを利用し、自宅にいながら好きな車をじっくり見せてもらうことができます。
遠方で買った車の輸送には、自分で取りに行く方法のほか、e-陸送で最適な陸送業者を選んで手配するのがおすすめです。