業者に頼まずに新居まで自分で運転する場合、車に引越しの荷物を詰めますし、家族やペットを乗せて移動できるメリットがあります。
ただ、引越しの疲労が運転に影響したり、荷物を積みすぎてバックミラーが見えにくくなるなど事故の危険性も高まるため、注意しましょう。
新居への車の輸送を、引越し業者に依頼することもできます。
多くの場合、引越し業者自体は専用の車両運搬車を持っていないため、提携している車両輸送の専門業者に委託することになります。
特に大手の引っ越し業者なら、全国対応の物流網を持っていることが期待できるので、車やバイクなどの車両輸送の手配も、安心して任せられるでしょう。
車両輸送費用も、引越し作業の分とまとめて見積もりを出してくれるケースが多く、効率的。
車の引取り日も、引越しの日程を考えて手配してくれることが期待できるので、ここでご紹介する3つの方法の中では一番ラクでスムーズだと言えるでしょう。
ただその分、手数料がかかるので、車両輸送の金額としてはほかの2つの方法と比較すると、割高になる可能性が高いでしょう。
車両を輸送してくれる業者は、日本全国にたくさんあります。
その中から自分で探して手配するという方法です。
引越し業者やディーラーを介して依頼すると手数料が発生しますが、自分で手配する場合はかかりません。
そのため、3つの方法の中では最も費用を抑えられるでしょう。
探し方はいくつかあり、たとえば車を購入したディーラーに相談するというのも一つの手。
ディーラーなら、自動車メーカー系の車両輸送業者を紹介してくれるので、高品質な輸送を期待できるでしょう。
ただ、手数料がかかるので、その分割高に感じられるかもしれません。
少しでも節約したい場合は、インターネットやe-陸送を使い、自分で探して手配するのがおすすめです。
業者によっては、引越し後に必要な車の手続きを代行してくれたり、提携している行政書士事務所を紹介してもらえることもあるので、とても便利です。
車高を極端に低くしたローダウン車は、陸送費用が高くなる可能性が高いです。
ローダウン車はキャリアカーに積む際に車体下部を擦ってしまう恐れがあるので、専用の輸送車両や自走ドライバーを手配しなければならず、その分割高になるというわけですね。
また、高級外車や希少車も、保険が高額になる可能性が高いため、それに伴って輸送費が高くなる可能性があります。
なお、不法改造車や損傷している車は輸送を断ってくる業者も多いので、早めに業者を探し始めるのがおすすめです。
車の輸送を業者に依頼する場合は、車内やトランク内はカラにしておく必要があります。
荷物を載せておくと、紛失や破損などのトラブルの可能性があり、多くの場合積んでいた荷物については保証してもらえません。
特に貴重品は残さないようにし、車内に残すのは車検証くらいにしておきましょう
車を専用のキャリアカーに載せて輸送する場合、当日までにガソリンを抜いておくよう求められることもあります。
これは、輸送中のガソリン漏れのリスク回避もそうですが、ガソリンを抜いた分車体が軽くなり、輸送コストを下げる目的も挙げられます。
ガソリンを抜く作業は自身で行うと少々危険なため、ディーラーやガソリンスタンドに依頼したほうがよいでしょう。
陸送業者に依頼できることもあるので、確認してみましょう。
陸送業者はプロなので、預かった車は丁寧に輸送してもらえます。
しかし、輸送中にキズがついたり、不慮の事故などで車がダメージを受けてしまう可能性もゼロではありません。
そのため、輸送前に車体の写真を撮っておき、傷の有無を確認しておくのがおすすめです
業者によっては、輸送前と輸送後に、お客様と一緒に車体のキズの有無を確認するところもありますが、画像を撮っておくとさらに安心です。
引越しで車の移動は、自分で運転する方法のほか、引越し業者や陸送の専門業者に依頼する方法があります。
最も安く済むのは、自分で陸送業者を探して依頼する方法。
e-陸送なら一括で最大20社まで見積りを取得できるので、最適な業者をかんたんに見つけられるでしょう。